読めば一通りわかる外壁塗装の「いろは」
外壁塗装工事は、わかればシンプル、わからないと存在価値がわからない、ちょっと特殊な工事です。
1つだけ言えるのは、「やらないと家の修理のリスクがあがる」のは間違いないことです。
家の壁を素材や下地から修理するとなると、結構な高額になります。
それこそ、外壁塗装工事の何倍もすることも…
このコーナーに「お勉強」とつけたのは、外壁のことを色々学ぶのは大変という意味と、「勉強しまっせ~」という大阪の値引きの意味、ひいては家のランニングコストを安く済ますというお客様の願いを掛けました。
おあとがよろしいようで…いやいや、これから始まります!
ぜひ外壁塗装について学んでみましょう。今じゃなくても、数年後に役に立つこともありますよ!
第1章 そもそも編
そもそも外壁塗装工事って何?
そのままの意味です。建物の外側の壁に、塗料を塗る工事です。
一般住宅、ビル、アパート、店舗、倉庫など、ほとんどの建物には外側を形成する壁があります。
そこに塗料を塗って、強度や防水性を高めて、耐用年数、家の寿命を長くするのです。
一般的には、塗装業を営んでいる会社だったり、個人で営業している塗装職人が実施します。
何で外壁を塗る必要があるの?
最重要ポイントです。テストがあったら一問目、外壁についての基礎中の基礎です。
実は、建物の外壁に使われる素材…水に弱いのです!
(素材にもよりますが…日本の住宅の70~80%を占める窯業系サイディングは、水に弱いです)
家というものは、住む人が雨や風から身を守るためにあるわけで、ある程度は水に強いのは確かです。
わらの家、木の家、石の家、じゃないですが、色々と外壁も進化しました。
そして、上記にチラっと書きましたが、窯業系サイディングというものが誕生して、日本の住宅に瞬く間に普及、シェア70%以上を獲得、新築の家の大半は、この素材を使うようになりました。
強くてしなやか、耐火性、施工のしやすさ、デザインの豊富さなど、様々な良いところのある窯業系サイディングですが、素材自体はセメントと繊維質。
そう…水を吸う性質があるのです!
水を吸うんじゃ、家の中まで湿気っぽくなってしまいます(本当かどうか、空想で書いてます)
ならば、塗料で水を弾いてしまえば、問題なし!
ということで、窯業系サイディングには塗装が必須となります。
家を建てた時に塗装工事なんてしなかったよ?
前置きとして、窯業系サイディングで家を新築した場合で進めます。
新築の家では、外壁塗装工事はありません。
工場から出荷されるときに、塗装をちゃんとしてから商品になるからです。
もちろん防水性もバッチリ、新築の家には、きれいな外壁が取り付けられます。
ただし、外壁材と外壁材の間には、隙間ができてしまいます。
先行して申し上げてしまいますが、この窯業系サイディング、側面が弱点となっております。
その隙間部分は、コーキング材(シーリング材)という、ゴム性のある素材を注入して埋めます。
このコーキング材がサイディングの間の防水を担います。
新築のときの塗装がダメになったら、塗装工事が必要なの?
はい、その通りです!
窯業系サイディングの種類や、日当たり、水の降りかかり方にもよりますが、10年前後で塗料の寿命が近付いてきます。
同時に、コーキング材の弾力がなくなってきてしまい、場合によっては縮む力で、片側に隙間ができてしまうこともあります(コレ、大ピンチの目安です、要チェック!)
こうなったら、早めに現地調査とお見積りの依頼をしたほうがいいでしょう。
やる、やらないは、塗装会社への信頼とライフプランなどを加味して、お客様次第です。
何かわかりやすいサインってありますか?
コーキング材は、先述の通り縮んでしまった場合や、ひび割れなんかが目安になります。(ひび程度ならまだ致命傷にはなりませんが、縮む手前というサインでもありますので…)
外壁材のほうですが、塗料のチョーキングが目安です。
塗料が寿命を迎えると、だんだん白っぽくなり、粉のようになっていきます。
指でこすると、黒板のチョークをこすり取ったような白い粉がついたら、ほぼ寿命に近いです。
物理的には、外壁が反ったり、釘のところでひび割れしていたら、正直かなり危険信号です。
水を吸って乾いて(場合によっては凍って)を繰り返すと、起こりえる症状でして、塗装工事じゃ収まらないレベルの可能性が高いです。
※こうならないための塗装工事です!早めをお勧めするのには理由があります。
ピンチかもしれないけどよくわかりません
安心してください。
そのために塗装会社があるのです。
まずは信頼できる人(塗装工事の経験者、会社の先輩だったり、ご両親や親戚とか)に聞いてみるもよし、ホームページとかで近所の塗装会社(絶対に近くの会社がいいです、近隣市町村、県内)を調べてみるもよし、です。
たいていの塗装会社さん、親身になって相談に乗ってくれます。(乗ってくれない会社はもうスルーでOKです)
当たり前ですが、乗附美建へのご相談もOKです。お気軽にご連絡ください。
第1章外伝 もうひとつの外壁塗装の目的
もうひとつの外壁塗装の目的
家のメンテナンスとしての要素が外壁塗装の一つの目的です。
もう一つは…
ぶっちゃけイメチェンです。
家の雰囲気を変える10年に一度のチャンスです!
(耐用年数にもよりますが)
各メーカー、色々な色の塗料を標準色で用意しておりますし、調色対応してくれる場合も多々ございます。
上下で分けるもよし、全く変えずに透明なクリアー塗装もあれば、多重にランダム要素を加えた塗料もあれば、とことん耐用年数にこだわったり、工場なんかでは遮熱効果の高い色にしたり、企業色を前面に押し出す店舗もあったり。
塗装工事をやると決めた後の、最大の悩み事だったりします…色決め。
沼にはまって工事が進められないパターンもあります。
まあ、外壁の色に悩む経験は、人生でそう何回もありません。
乗附美建も相談に乗りますので、やるときめたら一緒に考えましょう。
第2章 外壁塗装をやると決めた!編
外壁塗装をやろう! でも。何から始めたらいいの?
まずは塗装会社の選定です。
(ご自身でやる…という選択肢はとりあえず除外で。シャレにならない重労働になります)
一番の候補は、なんといっても塗装会社。保険の関係などもあって、家を建てたホームメーカーさんだったり、工務店にご相談するのもアリではあります。
ただ、実際にあなたの家の外壁を塗るのは塗装職人です。
塗装会社の選び方
1章ラストにも書きましたが、近くの実際に顔を合わせることができる距離の方に頼むのがおすすめです。
一番ダメなのは、流しの訪問会社。
得体の知れない人に、あなたの大事な家を触らせてはいけません。
(よくありますよね、屋根に上がってぶっ壊してから「壊れてますよ」ってサラっと言う最低人間、こういうヤカラが、建設業の評判を下げるんです…本当に腹の立つ)
塗装会社の選び方 その2
いくつか比較して、相見積もりを取ることが、近年では当然のように行われております。
お客様の性格にもよりますが、2つ~3つくらいで内容を比較するのが宜しいかと。
正直言うと、塗装工事の価格帯は塗料の品質による差ぐらいで、そこまで大差ありません。
見積にある塗料について、ちゃんと説明してくれるか、ご質問に答えてくれるかが大事です。
塗料に対する知識、施工に対する知識、そして何より信頼できるかどうかを重要視してください。
長年、その地で続いている会社さんならば、皆様の信頼の厚い会社とも判断できます。
また、職人から一本立ちして、新進気鋭の塗装会社なんかも元気ややる気があって良いかもしれません。
正直申し上げて、その候補の一つに乗附美建が加われれば幸いです。(老舗のほうでランクインできればいいな、と)
会社選びは焦らないで! ※すぐにダメになる場合は除く
塗装会社は焦らず選んでください。
塗装工事をすると決めたとして、その要因が年数やチョーキングくらいだったら、すぐに家がぶっ壊れるとかは、まずありません。(災害クラスでも来ない限り)
お金の用意、色の選定、周りの片付け、導線確保、洗濯物をどうするか
適当に思いついたものを羅列。
家の全面に足場をかけて、何週間か職人が入りますので、どうしても、ある程度まとまったお金がかかります。
住宅ローン系だったり、加須市限定ですが住宅改修工事の助成金制度があったりしますので、色々とご相談ください。
色は、好きな色だったり、近隣でなんかデザインや配色のいい家を参考にしたりして、塗装会社や職人とご相談ください。
場合によっては、塗料メーカーの見本板などがご用意できる場合もございます。
住宅塗装は、ほぼ全面に足場を掛けます。
まわりの移動できるものは片づけておいてもらえると非常に助かります。
導線、車の入退場だったり、駐車スペースなんかもトラブルにならないよう要チェックです。
洗濯物、ほとんどベランダなどは使えなくなるので、室内干しだったりコインランドリーなどの活用をお願いすることが多いです。
塗装工事の時期はいつがいいの?
それぞれ、メリット、デメリットがあります。
よく、春や秋がいいと言われますが、最近の気候変動でなんとも言えません。
塗料の品質や使用可能な温度の幅もありますが、冬でも夏でも塗装工事はできます。
どの時期でも一番のデメリットは、雨で工期が伸びることですね。
春・気温が安定、菜種梅雨や筍梅雨という雨もあったりしますが、安定傾向。
夏・暑いので、職人は正直大変。お客様も室内にいるときはエアコン必須(足場と養生ネットで風通しは絶望的)ゲリラ豪雨で屋根塗装が全部やり直しなんて話も聞いたことがあります。
秋・よくベストシーズンと言われるが、台風さえ来なければの話。
冬・乾きがイマイチだったり、霜だったり、雪だったりが色々と問題を起こす場合あり。(濡れていると塗装できないので)
あくまで一般論です。雨天以外はどのシーズンでも塗装工事可能です。
第2章外伝 色の決め方・光沢の決め方
色の決め方の参考情報
実際に外壁塗装工事の契約をして、メインで悩む要素は大体2つ。
一つは上記にもあった、シーズン、施工時期。
こればかりは、お客様の都合と、塗装会社の都合で、すり合わせするしかありません。
大体数週間で終わるものなので、その間はご不便をおかけしますが、ご協力をお願いします。
もう一つは、第1章外伝で触れました、壁の色です。
店舗みたいに目立つ色にするか、汚れが目立ちにくベージュ系でいくか、遮熱効率を考えて白や淡い色にするか、それとも濃い色にするか…
もう本当に好み次第。
悩みだしたらキリがないです。
見本板を見比べて、場合によっては試し塗りをして、それでもなかなか決められない。
そんなお客様もやはりおられます。
(逆に、即決定する方もいらっしゃいます)
悩みだしたら、ともかく方向性だけ決めましょう。
シミュレーターみたいなものも世の中にはございますので。
あとは、実際に建っている住宅のカラーリングを色々と見てみてください。
イメージ作りの参考になります。
(よそのお家なので、あんまりジロジロ見ていると怪しまれるかもしれませんのでお気を付け下さい
塗装すると決めたら、住宅の仕組みに興味を持ったという方もおられます。
メーカー標準色? 調色対応?
塗料メーカー様は、オーダーメイドすれば、ほぼどんな色でも作れます。
ただし、標準色には、アフターメンテナンス対応がやりやすい面がございます。
例えば、数年後に、給湯器を動かしたので、その裏の色を追加でする必要があるというパターン。
壁にくっついていたり、隙間が極端に少ない部分は、塗装できません…残念ながら。
塗装工事して数年後に、上記のようなことになった場合、オーダーメイド色ですと、塗料が手に入らない、調色対応で一定数量以上作成が必要で購入に高額がかかる、などのシチュエーションもあり得ます。
そのシチュエーションを加味して、メーカー標準色から色選びを始める。
というのが、選択肢を絞り込むのに一つの方程式となります。
迷って迷って決められない方の絞り込みにオススメする方程式ですが、合理的でもあります。
参考になれば幸いです。
光沢って何?
つや(艶)とも言いますが、外壁の場合、光の反射の度合いです。
外壁塗装をする場合、色と共にこちらの選択も必要です。
つや有りの塗料だと、文字通り、ピカピカ感のある仕上がりになります。
つや消しの塗料だと、落ち着いた、ナチュラルな仕上がりになります。
つや有ですと、光沢のピカピカ感がフレッシュな感じ、明るく新しい感じを建物に与えてくれます。
また、表面がツルツルに仕上がるので、汚れが付きにくい性質が数年保たれます。
つや消しですと、マットな仕上がり、目立たない、自然な感じの仕上がりになります。
高級感のある建物だったり、歴史的建造物ですと、光沢が似合わないパターンもありますので、そういった場合はつや消しを使います。
最終的に光沢は落ち着くので、好み優先でOK
塗料の光沢は、よほどのことがない限り数年間しか持ちません。
自然とつや消し状態になっていきます。
(※塗料としての性能がなくなるわけではありませんので、そこはご安心ください)
なので、大抵の場合、好み優先でOKです。
もし迷ったら、近くで塗装工事をした建物の輝き方をチェックです。