「職人殺すに刃物はいらぬ、雨の三日も降ればいい」
誰が言ったかは定かではないですが、建設業界では有名なフレーズですね。
日給、その日仕事が多かった建設業界(今でもあると思いますが)
数日仕事できなければお金が尽きる、みたいなイメージから生まれた川柳というか狂歌というか。
令和の時代にはそぐわないイメージですが、昭和とか、それこそ江戸時代には実際そんな感じだったんじゃないかなと勝手に想像しております。
大工も土方もコンクリも塗装も防水も溶接も電気も、雨の中じゃまともに作業できませんからね。
火は使えない、電気は危ない、滑るし、濡れるし、とてもじゃないけどできない作業が多すぎます。
当然ですが、塗装作業なんてできるわけがありません。
塗装するには、塗装面が乾いているという必要条件がどの塗料の注意書きにも書いてあるかと。
なので、梅雨時期は塗装会社にとってもなかなか難儀な時期です。
しかし…塗装工事の中で、雨の中のほうが有利な工程が一つだけあります。
それが「高圧洗浄」「水洗い」と呼ばれる、塗る前の洗浄作業です。


写真は、ちょうど高圧洗浄機で外壁と階段の汚れを落としているところです。
業務用の高圧洗浄機で、壁に付着した汚れや旧塗膜のチョーキングしたものやコケ類などを落とします。
これをやるのとやらないのでは、その後の塗料の食いつき、新塗膜の耐久性が全く変わってしまいますので塗装業界絶対必須の作業です。
そして…なんといっても雨の中でも作業可能、というか最初から多少濡れていたほうが汚れが落ちやすいので有利とまで言えるのです。
弱点としては足場とかが滑りやすいというデメリットがありますが…そこは安全第一で気を付けて。
梅雨時期は外壁塗装はあまりお勧めできないという意見は多いですが、こればかりは仕方ございません。
無理に塗って、乾く前に塗装面が雨でたたかれてしまえば、当たり前ですがやり直し。(むしろ怖いのはゲリラ豪雨)
塗装会社は天気との闘いでもあります。
梅雨時期は工期が伸びることが多々ございますが、施主様のご理解とご協力をいただければ幸いです。
余談ですが…台風、大丈夫かな。
足場のネットとか、強風も怖いんですよね。
6月に梅雨じゃなくて台風とか、正直勘弁してください。
(執筆時、2026年6月。台風6号もくらい、現在台風7号と8号接近中)


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